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猫のおもちゃ

2019.2.8

猫のおもちゃ

お店やインターネットを見ていると、楽しそうな猫のおもちゃがたくさん売っています。
定番のねずみや鳥の羽がついた釣り竿タイプの猫じゃらし、転がして遊ぶボール、最近ではLEDライトを使った物や電動のおもちゃなども売っています。

さて、お家には猫のおもちゃ、いくつありますか?
そして・・・あれ?! 無くなってるものはありませんか?

おもちゃ

完全室内飼いの猫は、常に運動不足の状態です。
外にいる猫は、木に登ったり、塀の上を歩いたり、自分の縄張りをチェックしたりと動き回っていますが、家の中の運動は、キャットタワーに登るかタンスの上に登るくらい。
たいてい陽当たりのよい場所でぬくぬくと眠っているのではないでしょうか。

また、猫もストレスを感じます。
おもちゃを使って飼主さんと一緒に遊んだり、いろいろな動きをさせて本能を刺激してあげるのは、とても大切なことだと思います。

ただし・・・おもちゃはしっかり管理してあげてください。

なぜなら、猫のおもちゃの誤食は、意外とよくある事故なのです。
おもちゃの一部を飲むこともあれば、そのまま丸飲みしてしまうこともあります。
驚くことに、紐の部分を長〜い状態で飲み込むことも出来てしまいます。

最近、立て続けにあった症例です。

太いカラフルな紐をニョロニョロして遊ぶおもちゃ。
1歳半のきなこちゃんは、このおもちゃが大好きでした。
ママはよくこの紐で遊んであげて、遊び終わると棚にしまっていました。
先日のこと、仕事から帰って来ると、紐の部分がほとんどない状態のおもちゃがなぜか床に落ちていました・・・
慌てて探しましたが、紐の部分はどこにも見つからず・・・
きなこちゃんは元気です♪

しかし翌日、うんちに5cmの紐が絡みついて出てきました。
でもまだまだ紐の長さが足りません。

食べたのは間違いない!きなこちゃん、夜からなんとなく元気がありません。
翌朝、病院に連れてこられました。

紐状異物 超音波画像

紐は布でできているので、X線画像にはきちんと写りません。
X線画像ではっきり写るのは、石や金属、針など。
しかし、猫が食べた異物はほとんどの場合、超音波検査で確認ができます。
食べた物がとても小さく、胃内の食べ物の中に混ざっていたり、特に問題になっていない場合は、超音波検査で見つけられないこともありますが、問題になっている場合はすぐに分かります。

きなこちゃん、今朝はご飯を食べず、ジッとしています。
そして気持ち悪そうに口をくちゃくちゃしています。

さっそく超音波検査をしたところ、胃から十二指腸、空腸にかけて“紐状の異物”に特徴的な所見が見られました。
周りに腹膜炎が少し出始めていますが、おそらくまだ腸に穴が空いている状況(腸穿孔)にはありません。

紐状の異物がどうなるか・・・例えば巾着袋の紐を通すところをイメージしてください。紐をギュッとひくと、筒の方がクシュクシュっと縮みます。この筒が腸だとすると、紐を軸に腸がギュッギュッと縮んでいってしまうのです。
すると、腸閉塞の状態になり、時間が経つと腸への血流障害が起こり、腸が裂けてしまいます。
そうなると、腸の一部が壊死し切除しないといけなくなり、治癒するのにとても時間がかかります。

きなこちゃんは、すぐに手術をして長い長い紐を摘出しました。
紐を飲み込んでから手術までが早かったので、腸のダメージは少なくて済みました。
回復も早く、すぐに元気に退院していきました。


次に来院したのは、11ヶ月齢のみーこちゃん。
2日前からご飯を食べず、うんちも出ません。
昨晩から水っぽいものを何回か吐いているとのこと。

お腹を触ると、やや硬い物が触れます。
すぐに超音波検査です。
そして・・・胃の中は液体が溜まり、十二指腸にいかにも“異物”といった塊りを発見しました。
この塊りせいで、水や食べ物が流れず気持ち悪くて仕方ないのです。
すぐに手術です。

ねずみのおもちゃ

出てきたのは・・・ネズミです。
このネズミのおもちゃ、猫たちは大好きですが、本当によく飲み込まれます。そして、腸にひっかかり閉塞させます。

今回もすぐに見つかったので、それほど深刻な状態にならずにすみました。
数日後、元気に退院しました。

みーこちゃんがねずみのおもちゃを食べたなんて、ご家族は気が付かなかったみたいです。

このように、猫は目を離している際に何かを食べてしまっていることが多く、また比較的2歳までの若い子がよくおもちゃを食べます。

以前、1歳になるまでに6回の開腹手術を受けた子を診たことがあります。
その子は、ビニールが大好物。
スーパーのビニール袋を見ると、ペロペロ舐め始め、そのまま食べてしまいます。
すごく気を付けていましたが、どこからか探し出すのです。本当に大変な子でした。

このように誤食する子は何度も繰り返すことが多いと思います。
怪しいと思ったら、ひとまず早めに病院に来てください。
元気がなくて、吐いて、食べなくて、でも何日か様子を見ていた・・・もし異物が原因だったら、腸が裂けて手遅れになることもあります。
まずは検査を受けてみましょう。
そして、おもちゃの管理には十分気をつけましょう。

ACCESS

アクセス情報

病院名 日吉ガリレオ動物病院
住所 〒223-0051
横浜市港北区箕輪町1-18-8 1F [MAP]
※ 駐車スペースは7台分ございます。
TEL 045-594-7070
診療対象 犬、猫
診療科目 循環器科、呼吸器科、一般内科・外科、
超音波画像診断
診療時間 午前 9:00 - 12:00 (一般外来)
午後 13:00 - 18:00 (予約診療のみ)
休診日 水曜、日曜午後、祝日
その他 ペット保険対応(アニコム、アイペット)、
クレジットカード対応
電車でお越しの場合
東急東横線 日吉駅より徒歩6分
横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉駅より徒歩6分
バスでお越しの場合
東急バス「箕輪町」バス停より徒歩1分
お車でお越しの場合
[東京方面より]
丸子橋交差点で中原街道を左折して綱島街道/県道2号線に入り、道なり4.4km先左側。

[新横浜・菊名方面より]
大豆戸交差点から左折して綱島街道/県道2号線に入り、道なりに3.9km先右側。

[センター北・たまプラーザ方面より]
国道246新石川交差点から102号線をまっすぐ8km行き、北綱島交差点を左折して800m先右側。