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超音波検査

2018.5.8

超音波検査

こんにちは、ガリレオの勝村桃子です。

先日、知り合いの先生からのご依頼で、柴犬ちゃんのお腹の超音波検査を行いました。
1ヶ月前から下痢や嘔吐が続き、対症療法で改善がないとのことでした。1ヶ月の間に痩せてきて、食欲も無くなっていました。

お腹の中を超音波でみてみると、小さな異常はいくつかあるものの、最もひどかったのは小腸でした。ほぼ全ての小腸の粘膜(食べ物が接する内側の部分)がボロボロの状態です。腸の動きも悪く、これでは食べることもできないし、下痢や嘔吐は当たり前だという感じです。

超音波装置

さて、診断は・・・
経験上、このような小腸で柴犬ということであれば、「リンパ腫」という腫瘍が一番疑わしいと思いました。ただ画像だけでは診断してはいけません。
では最終診断をするために、次に何をすべきか・・・
通常は
①内視鏡検査で腸の細胞を取ってきて、病理検査を行う。
②お腹を開けて、腸の一部を切り取って、病理検査を行う。
この方法がまずよく選択されると思います。ただ、どちらも全身麻酔をかけなくてはなりません。1ヶ月の闘病生活で体重、体力ともに落ちた状態では、麻酔のリスクも高く、心配です。今回は最もリスクの低い方法で診断しました。

それは・・・お腹の中には小腸に関係しているリンパ節があります。そのリンパ節が厚さ7-10mm程度でしたが、正常よりも少し腫れていました。このリンパ節に向けてお腹の外から細い針を入れ、細胞を取ってくる方法です。本当は小腸から細胞を取るべきなのですが、今回の小腸の壁はそれほど厚くなく、液体が貯まり拡張していたので、針を入れても細胞が取れる確率は低いと判断しました。
リンパ節からはしっかりと細胞が取れました。もちろん、柴犬ちゃんは普通の状態のまま、麻酔や鎮静の薬も使わなかったので、すぐに処置は終了。

リンパ節の細胞はすぐに病理検査に出し、翌日、予想通り「リンパ腫」と診断が出ました。
柴犬ちゃんはすぐにリンパ腫の治療に切り替えることができ、今頑張っています。

このように、特殊な技術を持っていれば、超音波装置は「みる」だけでなく、細胞を取るために使ったり、さらには少量の液体を取るために使ったり・・・とても優秀な機器で、早期発見→診断には欠かせません。
なんと言っても、動物にとって負担が非常に少ないのが一番よいところですね。痛くもないし、薬も使わないし・・・暗い中で観察するので、検査中に眠ってしまう子もいます。

また当院ではお腹の中だけでなく、超音波で心臓もしっかりみることができます。
気になるところがあれば、ぜひお問い合わせください。

ACCESS

アクセス情報

病院名 日吉ガリレオ動物病院
住所 〒223-0051
横浜市港北区箕輪町1-18-8 1F [MAP]
※ 駐車スペースは7台分ございます。
TEL 045-594-7070
診療対象 犬、猫
診療科目 循環器科、呼吸器科、一般内科・外科、
超音波画像診断
診療時間 午前 9:00 - 12:00 (一般外来)
午後 13:00 - 18:00 (予約診療のみ)
休診日 水曜、日曜午後、祝日
その他 ペット保険対応(アニコム、アイペット)、
クレジットカード対応
電車でお越しの場合
東急東横線 日吉駅より徒歩6分
横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉駅より徒歩6分
バスでお越しの場合
東急バス「箕輪町」バス停より徒歩1分
お車でお越しの場合
[東京方面より]
丸子橋交差点で中原街道かを左折して綱島街道/県道2号線に入り、道なり4.4km先左側。

[新横浜・菊名方面より]
大豆戸交差点から左折して綱島街道/県道2号線に入り、道なりに3.9km先右側。

[センター北・たまプラーザ方面より]
国道246新石川交差点から102号線をまっすぐ8km行き、北綱島交差点を左折して800m先右側。