JOURNALガリレオ通信犬の皮膚のできもの「粉瘤(ふんりゅう)」

皮膚表面にできたイボのようなしこり。
気になりますよね。
皮膚のできものは良性、悪性いろいろありますが、最も遭遇するものに「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれるものがあります。
皮膚の下に袋(嚢胞)ができ、その中に本来は皮膚の垢(角質)や皮脂として排出されるはずのものが溜まって、しこりのように見えるものです。
皮膚のどこにでもできるのですが、中高齢のわんちゃんでよく見られます。

◾️症状・特徴
①大きさは数ミリ〜数センチまで様々です。時間の経過とともに大きくなることがあります。
②硬めのしこりですが、わんちゃん自身は気にしないことが多いです。
③潰れると中から灰色や黄色がかった老廃物がペースト状、粒々状に出てくることがあります。
④嚢胞が裂けて皮膚に穴があき、炎症・化膿することがあります。

◾️診断・治療
注射針を刺すと中から内容物が出てきます。
内容物とともに袋も絞り出せたら治療が終了することができます。
袋まで出せない場合は、再発することが多いため、破裂や炎症を繰り返す場合は局所麻酔または全身麻酔で袋ごと切除します。これにより再発の可能性は低く、予後は良好とされています。

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この記事を書いたのは
獣医師
村上 寧NEI MURAKAMI
北里大学卒・神奈川県藤沢市出身
BACKGROUND

大学卒業後、同大学附属動物病院にて全科研修医として勉強し、その後千葉県の動物病院に勤務。 2021年ガリレオ動物病院勤務。

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