ドッグランで遊ぶのが気持ちいい季節になりました。
夢中で走り回って、驚くほどのスピードでターンを繰り返していませんか?
そんな時、熱中症にはもちろん気をつけていますよね。
しかし、もうひとつちょっと気にしてもらいたいことがあります。
ドッグランで遊んだ日の夜から
なんか足をよく舐めている・・・
どこからか血が出ているかも・・・
と心配して来院されるワンちゃんが春頃から増えてきます。
足をよ〜く観察すると
足の裏の肉球の皮がズルむけています!
夢中で走り過ぎたのでしょう。
ひどい時にはそこから出血していることもあります。
またこれからの時期(夏)は激しい運動をしていなくても、強い日差しで熱せられたアスファルトによって、肉球の皮がむけてしまうこともあります。
軽度であれば無治療で回復しますが、ひどい場合には包帯やお薬が必要なこともあります。
ドッグランや普段とは違うお散歩コースはワンちゃんたちにとって楽しいものです。
夢中になるあまり、うっかりすると自分では運動量の調節はできないものです。
飼主さんは、足裏をチェックしたり、休憩をとるよう気をつけましょう
そして、地面の温度には十分注意してください。
試しに裸足で地面に触れてみるとよいでしょう。
夏場のアスファルトは結構熱いものですよ。
この記事を書いたのは
BACKGROUND
大学卒業後、川崎市の動物病院に勤務。 その後、日本動物高度医療センター画像診断科にて11年勤務。超音波検査を専門とする。 2018年 ガリレオ動物病院勤務。