2021年6月25日
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健診・予防医療

Preventive Medical Care
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予防医療

ペットの平均寿命が延びて高齢化が進んでいます。
その要因として、飼育環境の向上と動物医療の発展があると考えられます。

飼育環境の向上

食事の質の向上、予防接種や感染症対策の拡大、さらに、さまなざまな情報が手に入りやすくなったこと、などが挙げられます。

動物医療の発展

専門医療や高度医療の施設が増え、医療設備の充実や高い医療技術を身につけた獣医師が増えたことなどが挙げられます。

一方で高齢化が進むに伴い、様々な病気が増えてきました。
私たち獣医師はペットの高齢化に十分対応できるようにすることは当然ですが、
さらにこれからの課題は人間と同じように高齢ペットの“健康寿命”をいかに伸ばすかを考えることだと思います。
健康診断はそのために受ける医療だと考えています。

フィラリラ・ノミ・マダニ

フィラリラ予防

犬がかかる恐ろしい病気のひとつがフィラリア症。
フィラリア(犬糸状虫)は蚊が媒介する寄生虫で、犬の体内で成長し心臓や肺の血管に寄生します。
フィラリアに感染したまま放っておくと、最終的には死に至ることがあります。

フィラリラの症状事例を見る
フィラリア症の症状

感染初期は症状が乏しいため気付かれにくいのですが、進行すると様々な症状がでます。

  • 咳が出る
  • 貧血
  • 散歩を嫌がる
  • 血尿
  • お腹に水がたまる(腹水)
  • ほとんど動かない、寝てばかりいる
月に1回の予防薬

フィラリアの予防期間は、蚊の活動開始時期~活動終了1ヶ月後までになります。
目安として4月~11月後半の予防をお勧めしています。
おやつタイプや錠剤タイプがありますので、その子に合った適切な予防法を選んであげましょう。

ノミ・マダニ予防

ノミ・マダニは犬猫の体表に寄生し吸血する外部寄生虫です。
激しい痒みや皮膚炎を起こすだけでなく様々な病原体を媒介します。
お散歩コースの草むらや野良猫が集まる場所、ドッグランやキャンプ場など、意外と身近なところに潜んでいます。また、ノミを一度室内に持ち込んでしまうと一年中寄生と繁殖を繰り返し、なかなか駆除することができません。
このため、定期的な予防を実施することが重要となります。

ノミによる健康被害
  • ノミアレルギー性皮膚炎
  • 瓜実条虫の寄生
  • ノミ刺咬症
  • 貧血
マダニによる健康被害
  • SFTS/重症熱性血小板減少症候群(犬・猫・人)
  • 犬バベシア感染症
  • 猫ヘモバルトネラ症

※SFTS/重症熱性血小板減少症候群とは?
マダニが媒介する恐ろしいウイルス感染症。マダニに刺咬されることで人にも動物にも感染します。
症状は発熱、消化器症状(嘔吐、腹痛、下痢、下血など)、血小板減少、神経症状、リンパ節の腫脹など。
致死率は10~30%と高いものの、特効薬がないため対症療法を行います。

定期的な予防を実施

フィラリアと同様、月1回の投薬でノミ・マダニから守れます。
予防は1年中した方が安心でしょう。
食べるタイプと背中に垂らす液体タイプのお薬がありますので、その子にあった適切な方法を選んであげましょう。

ワクチン接種

いつどこで感染するか分からないウイルス感染症には、重症化するものや致死率の高いものがあります。
これらの感染症から守るためにワクチンを接種します。
当院では予防できる感染症によって複数種類の注射をご用意しており、
その子の年齢や健康状態、生活スタイルに合わせたワクチンプログラムをご提案します。
またワクチン抗体検査を実施しており、今ワクチン接種が必要かどうかを判断できます。

犬のワクチン
種類 感染症
2種混合ワクチン 犬パルボウイルス・犬ジステンパーウイルス
5種混合ワクチン 2種混合+犬伝染性肝炎・犬伝染性喉頭気管炎・犬パラインフルエンザウイルス
7種混合ワクチン 5種+犬レプトスピラ2種
経鼻ワクチン 犬アデノウイルス
狂犬病ワクチン 狂犬病ウイルス
猫のワクチン
種類 感染症
3種混合ワクチン 猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)
くしゃみ・鼻水・発熱などの風邪症状。
猫カリシウイルス(FCV)
風邪症状、口内炎や肺炎
猫汎白血球減少症/パルボウイルス(FPLV)
嘔吐・下痢などの胃腸炎症状、高熱など。
感染力が強い。

ワクチン抗体検査

ジステンパーウイルス、犬パルボウイルス、犬アデノウイルスに対する抗体を測定し、ワクチンの追加接種が必要かどうかを判断します。
これらのウイルスに対する十分な抗体があれば、追加接種の必要はありませんが、不十分だと判断された場合はそのウイルスのみ、あるいはそのウイルスが含まれた最小単位のワクチンを追加接種します。

ワクチンの紹介を見る

避妊・去勢手術

避妊手術は卵巣と子宮を取る手術、去勢手術は左右の精巣を取る手術のことです。

メリットとデメリット

Merit
手術を行うメリット
病気の予防ができます
  • 避妊手術を受けると子宮と卵巣の病気が防げます。また、若い時に手術を受けると乳腺腫瘍の発生リスクを減らすことができます。
  • 去勢手術を受けると精巣の病気が防げます。また雄ホルモンの影響で起こる前立腺の病気や会陰ヘルニアなどの発生リスクを減らすことができます。
発情中のストレスや体調不良が
なくなります
  • 女の子は発情出血がなくなります。
  • 子犬の時期に去勢手術を受けると、マーキングやマウンティングを予防することができます。
Demerit
手術を行うデメリット
  • 手術を受けた後、食欲が増したり、太りやすくなる子がいます。しかし、適切な食事を選び、カロリー管理を行うことで防ぐことができます。

手術の流れ

手術前日
STEP.0
夜ごはんを最後に水以外は与えないで下さい。
特に猫ちゃんは、ごはんを置きっぱなしにはしないで、食べなくても夜9時にはお皿を下げてください。
手術当日
STEP.1
朝ごはんは与えないでください。
STEP.2
午前11時までにご来院ください。
STEP.3
手術は全身麻酔で行います。
安全に手術を実施するため、術前検査(胸部レントゲン検査・血液検査)を実施します。
(術前検査は手術予定日の2週間前まででしたら、事前に受けて頂いても構いません。)
STEP.4
手術開始
当院では血管シーリングシステムを使用することで、短時間で安全に止血し負担の少ない手術を心がけています。また縫合糸を体内に残さないため、術後稀に起こる縫合糸が原因の異物反応性肉芽腫が起こりません。
STEP.5
お迎え(男の子)
夕方以降にお迎えにいらして下さい。
手術翌日
STEP.5
お迎え(女の子)
診察時間内にお迎えにいらして下さい。
手術後
10日以降
STEP.6
抜糸ができます。