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その吐き気・・・膵炎(すい炎)かも?

2019.3.2

その吐き気・・・膵炎(すい炎)かも?

膵臓は胃から十二指腸の裏側にある非常に薄くて細長い臓器。
主な働きは2つあります。
1つは消化酵素を作り、消化管に分泌するという働きです。
もう1つは、血糖値に関わる重要なホルモンを作り、血液中に分泌します。

とても大切な臓器です。
“膵炎”とは、その消化酵素が何らかの理由で膵臓そのものを消化させてしまい炎症を引き起こす病気のことを言います。

膵炎には「急性膵炎」と「慢性膵炎」があり、問題になるのは「急性膵炎」。
人での2大原因はアルコールと胆石と言われており、重症度にもよりますが全身に影響が及ぶため、入院による集中治療が必要な場合が多い疾患です。

実は、犬の膵炎も非常によく診る病気です。
原因が特定できないことも多くありますが、明らかに脂肪分の多い食べ物を盗み食いしたのが原因だったり、さらに胆石や胆嚢炎、高脂血症やホルモンの病気などが原因と考えられる場合もあります。

祈りのポーズ/腹痛

症状ですが・・・
まずほとんどの場合、“腹痛”があります。特に痛みは上腹部といって胃のあたりから始まります。
しかし、犬はなかなか痛みを見せない動物。
実際、とても痛いのに、ご家族には気付かれていないことは多くあります。

☑︎抱っこしても体を硬直させている。
☑︎触るのを嫌がる。
☑︎祈りのポーズ(伏せの姿勢で上半身は伸ばし、後ろ足は立たせお尻を突き出したポーズ)をする 。
☑︎体を丸めて震えている。

このような様子が見られたら、お腹が痛いのかも?と疑ってよいかもしれません。

さらに、気持ち悪さが出てきます。
食べた物や液体を吐きもどすこともありますが、気持ち悪い時の犬は口をペチャペチャしたり、ヨダレが出たりします。
下痢や発熱が見られることもあります。

点滴

このような症状が出たら、膵炎を鑑別診断のひとつに入れないといけません。
診断は、血液検査と超音波画像検査で分かります。
そして実際の臨床症状よりも、お腹の中にはっきりと悪さが出ていることが多くあります。

例えば・・・
☑︎膵臓が腫れている。
☑︎膵臓の周囲に腹膜炎が広がっている。
☑︎上腹部に少量の腹水が確認される。
☑︎胃が全く動いていない。
☑︎十二指腸に強い炎症のサインが認められる。

いろいろとありますが、主にこのような異常が超音波検査で確認されます。
また、血液検査の異常値は臨床症状より遅れて出ることもあります。

急性膵炎に対しては、早期にしっかりと治療を始めることがとても重要です。
なぜなら、重症化すると全身に影響が及びやすく、ショック状態に陥り命に関わることもあるからです。
急性膵炎の治療は入院による内科治療が中心になります。
点滴や注射で腹痛を和らげ、吐き気を抑え、膵臓を休ませてあげます。

お腹を痛がっているなぁ、いつもの吐き方と違うなぁと感じたり、一度病院で対症療法を受けても良くならない場合などは、膵炎の可能性を疑ってみてもよいかと思います。


膵炎は意外と身近な病気です。
よく、シュナウザーやプードル、シニア期以上、メスでの発症が多いなどと言われますが、実際にはいろいろな犬種、様々な年齢で発症します。
また典型的な基礎疾患がない子も膵炎になり、太っている子がなるとも限りません。

気になる場合には、早めに動物病院でみてもらいましょう。

ACCESS

アクセス情報

病院名 日吉ガリレオ動物病院
住所 〒223-0051
横浜市港北区箕輪町1-18-8 1F [MAP]
※ 駐車スペースは7台分ございます。
TEL 045-594-7070
診療対象 犬、猫
診療科目 循環器科、呼吸器科、一般内科・外科、
超音波画像診断
診療時間 午前 9:00 - 12:00 (一般外来)
午後 13:00 - 18:00 (予約診療のみ)
休診日 水曜、日曜午後
その他 ペット保険対応(アニコム、アイペット)、
クレジットカード対応
電車でお越しの場合
東急東横線 日吉駅より徒歩6分
横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉駅より徒歩6分
バスでお越しの場合
東急バス「箕輪町」バス停より徒歩1分
お車でお越しの場合
[東京方面より]
丸子橋交差点で中原街道を左折して綱島街道/県道2号線に入り、道なり4.4km先左側。

[新横浜・菊名方面より]
大豆戸交差点から左折して綱島街道/県道2号線に入り、道なりに3.9km先右側。

[センター北・たまプラーザ方面より]
国道246新石川交差点から102号線をまっすぐ8km行き、北綱島交差点を左折して800m先右側。